2013年06月29日

国立新美術館 - フランス国立クリュニー中世美術館所蔵 貴婦人と一角獣展


フランス国立クリュニー中世美術館の至宝《貴婦人と一角獣》は、西暦1500年頃の制作とされる6面の連作タピスリーです。19世紀の作家プロスペル・メリメやジョルジュ・サンドが言及したことで、一躍有名になりました。
千花文様(ミルフルール)が目にも鮮やかな大作のうち5面は、「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」と人間の五感を表わしていますが、残る1面「我が唯一の望み」が何を意味するかについては、“愛”“知性”“結婚”など諸説あり、いまだ謎に包まれています。
本作がフランス国外に貸し出されたのは過去にただ一度だけ、1974年のことで、アメリカのメトロポリタン美術館でした。 本展は、この中世ヨーロッパ美術の最高傑作の誉れ高い《貴婦人と一角獣》連作の6面すべてを日本で初めて公開するもので、タピスリーに描かれた貴婦人や動 植物などのモティーフを、関連する彫刻、装身具、ステンドグラスなどで読みといていきます。
クリュニー中世美術館の珠玉のコレクションから厳選された約40点を通して、中世ヨーロッパに花開いた華麗で典雅な美の世界を紹介します。

http://www.nact.jp/exhibition_special/2013/lady_unicorn/index.html

引用部分にも書かれてますが、
美術館の前情報とか各種メディアで事前に見ていて、
6枚のタピスリーがそれぞれ五感と理性を表してる説が有力ということを予習済みでの鑑賞。
しかしながら、実際に目の当たりにして見るとやっぱり更に新しい発見あったりして面白かった。
こういった美術作品の謎を解き明かしていくような構成って、どんどん深みに誘導されるので凄くイイ……

私的感想としましては、
もっと単純に、人との関わり方とか愛情表現が描かれてたんじゃないかなーと思いました。
諸説ありますけど、わざわざ五感を表す目的がいまいち分からなかったので…
それと、贈り物であれば、貴婦人自体がラヴィスト家の象徴とされているのであれば、
一角獣も獅子も付き従うように描かれてるのも納得できるので、そういう見方も面白いかな?と思いました。
「我が唯一の望み」も全然解釈変わってくるかもしれませんけどね。

もう一つ印象的だったのは展示室レイアウト。
各タピスリーに囲まれるような円形の展示室がまず最初にあり、
そのインパクトだけでも圧巻でしたが、
それを取り巻くように周囲に解説パネルやクリュニー所蔵作品が展示され、
タピスリーの展示室に簡単に戻れるようになってるのです!
一通り作品見た後に「もう一回観たいな」とすぐに行けるのはすごく助かりましたw
新美は再入場できませんからね。

posted by じゃいじゃい at 21:56| Comment(0) | 鑑賞所感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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