2013年08月04日

福田美蘭展 東京都美術館

東京都美術館は、創設当時から公募団体展等の発表の場として、日本の近・現代の美術の発展に務めて参りました。この、同時代作家と歩んできた歴史と伝統を踏まえて、昨年春のリニューアル後の企画展として、このたび美術館とゆかりのある現役の作家の個展を開催いたします。
 第1回目として、福田美蘭(1963〜)をとりあげます。東京生まれの福田美蘭は、東京藝術大学に学び、卒業制作展、修了制作展を経て、現代日本美術展での受賞及び日本国際美術展への出品など、まさに当館を主な舞台としてキャリアを積んできた作家です。
 天井の高い吹き抜けの空間を活かした作品や、また当館の設計者である前川國男への敬意をこめた作品など、建築と一体化した空間構成でまさに“美蘭ワールド”を楽しんでいただける展覧会となるものと思われます。

http://www.tobikan.jp/museum/2013/2013_fukudamiran.html

以前、某ライターさんもお勧めしていたのもあり、ルーブル展のついでに見てきましたが、
予想以上に予想を裏切る展開で驚きでした。これは本当に見逃さなくて良かった。
旅客機が横切る山水図、踏まれるための絵、添削されたセザンヌ絵画など、
パロディだらけで美術の固定概念を覆してくれる、バカバカしいというと失礼かもしれませんが
そういう違った角度の新しい視点を齎してくれる展覧会でした。
美術館にあまり行かない人、美術はつまらないものだと思ってる人にも一度見てもらいたい作品ばかりです。

posted by じゃいじゃい at 20:30| Comment(0) | 鑑賞所感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月29日

国立新美術館 - フランス国立クリュニー中世美術館所蔵 貴婦人と一角獣展


フランス国立クリュニー中世美術館の至宝《貴婦人と一角獣》は、西暦1500年頃の制作とされる6面の連作タピスリーです。19世紀の作家プロスペル・メリメやジョルジュ・サンドが言及したことで、一躍有名になりました。
千花文様(ミルフルール)が目にも鮮やかな大作のうち5面は、「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」と人間の五感を表わしていますが、残る1面「我が唯一の望み」が何を意味するかについては、“愛”“知性”“結婚”など諸説あり、いまだ謎に包まれています。
本作がフランス国外に貸し出されたのは過去にただ一度だけ、1974年のことで、アメリカのメトロポリタン美術館でした。 本展は、この中世ヨーロッパ美術の最高傑作の誉れ高い《貴婦人と一角獣》連作の6面すべてを日本で初めて公開するもので、タピスリーに描かれた貴婦人や動 植物などのモティーフを、関連する彫刻、装身具、ステンドグラスなどで読みといていきます。
クリュニー中世美術館の珠玉のコレクションから厳選された約40点を通して、中世ヨーロッパに花開いた華麗で典雅な美の世界を紹介します。

http://www.nact.jp/exhibition_special/2013/lady_unicorn/index.html

引用部分にも書かれてますが、
美術館の前情報とか各種メディアで事前に見ていて、
6枚のタピスリーがそれぞれ五感と理性を表してる説が有力ということを予習済みでの鑑賞。
しかしながら、実際に目の当たりにして見るとやっぱり更に新しい発見あったりして面白かった。
こういった美術作品の謎を解き明かしていくような構成って、どんどん深みに誘導されるので凄くイイ……

私的感想としましては、
もっと単純に、人との関わり方とか愛情表現が描かれてたんじゃないかなーと思いました。
諸説ありますけど、わざわざ五感を表す目的がいまいち分からなかったので…
それと、贈り物であれば、貴婦人自体がラヴィスト家の象徴とされているのであれば、
一角獣も獅子も付き従うように描かれてるのも納得できるので、そういう見方も面白いかな?と思いました。
「我が唯一の望み」も全然解釈変わってくるかもしれませんけどね。

もう一つ印象的だったのは展示室レイアウト。
各タピスリーに囲まれるような円形の展示室がまず最初にあり、
そのインパクトだけでも圧巻でしたが、
それを取り巻くように周囲に解説パネルやクリュニー所蔵作品が展示され、
タピスリーの展示室に簡単に戻れるようになってるのです!
一通り作品見た後に「もう一回観たいな」とすぐに行けるのはすごく助かりましたw
新美は再入場できませんからね。

posted by じゃいじゃい at 21:56| Comment(0) | 鑑賞所感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月14日

東京ミッドタウン・デザインハブ - (   )も(   )も(   )も 展 〜デザインとまなざし〜

http://www.designhub.jp/exhibition/2013/03/14-1500.html
東京ミッドタウン・デザインハブ(構成機関 : 公益財団法人日本デザイン振興会、社団法人日本グラフィックデザイナー協会、武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ)では、4月12日から5月12日までの期間、第39回企画展となる『(   )も(   )も(   )も 展 〜デザインとまなざし〜』※を開催します。本展では、これからデザインに関心を持つ10代から20代の若者たちに向けて、身のまわりにあるさまざまな「デザイン」を取り上げます。


全く前情報見てなかったのですが時間空いていたので今日見てきました。
「デザイン」というと基本設計や装飾を思い浮かべてしまいますが、
それぞれのモノとしてあるべき形といいますか、最適化のために考えつくされた形式であって、
それが自分達の思っている以上に日常生活で利用され活躍しているということを
改めて認識させてくれる展示でした。
ちょうど今、同じくミッドタウン周辺の21_21 Design sightでやってる
「デザインあ展」と非常ににたものを感じます。
あ、デザインあも既に鑑賞しましたが、遊びながら学べる素晴らしい展示会なので非常にお勧めです。

本展覧会で最も印象深かったのは、exonemo氏の
「エキソニモ的(  )」展示
757861079.jpg
http://twitpic.com/cj7lcn
『風景』と題されたこの作品。
スマートフォンやタブレット端末が様々な高さと位置で固定され、
アラームや着信音などが各端末から不定期に聞こえてきます。
高機能デバイスにより膨大なありとあらゆる情報が簡単に手に入る現代ですが、
逆に見逃してしまうようになった、見えなくなってしまったものが間違いなくあるということを
教えてくれます。
posted by じゃいじゃい at 18:56| Comment(0) | 鑑賞所感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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